That’s our magic!
カカオから作られた「カカワトル」は、カカオの果肉が持っている酸味とやさしい甘みそして香りの高さを味わうことが出来るスピリッツです
～カカオ100％の蒸留酒「カカワトル」～
カカオの実（カカオポッド）は厚さ1センチ以上の堅い殻に覆われています。殻を割ると出てくるのが白い果肉。チョコレートの原料になるカカオ豆は、この果肉に包まれています。ひとつのカカオの実の中に約20個〜50個のカカオ豆が入っています。
「カカワトル」は、カカオ豆を取った残りのジューシーな白い果肉部分をプレスして得られた部分を発酵・蒸留して造られています。
カカオの果肉から得たオリジナルの酵母は、製品の味と香りを際立たせるのに活躍しています。
カカオの果肉が持っているフルーツの酸味とやさしい甘み、そしてフルーティな香り高さを味わうことができる貴重なスピリッツです。チョコレートだけがカカオではないということを実感できる素晴らしいスピリッツです。
～カカワトルの完成まで～
ヴェーリョ・カルヴァーリョ・コメルシオ・ジ・ベビーダス社のアンドレ・スカンピーニは2018年にカカオの果肉から蒸留酒を作る実験を開始しました。
開発は困難の連続でした。特に、蒸留酒のためにカカオの果肉を発酵させるメソッドは、チョコレート生産のためのカカオ豆の発酵とは全くプロセスが異なるため、カカオの専門家にもその知識がありませんでした。アンドレ・スカンピーニは誰の手も借りずに、自らの手でその手法を見つけ出すしかありませんでした。
そして試行錯誤の末、遂にカカオ100％の蒸留酒「カカワトル」を完成させました。
ヴェーリョ・カルヴァーリョ・コメルシオ・ジ・ベビーダス社のアンドレ・スカンピーニは2018年にカカオの果肉から蒸留酒を作る実験を開始しました。
開発は困難の連続でした。特に、蒸留酒のためにカカオの果肉を発酵させるメソッドは、チョコレート生産のためのカカオ豆の発酵とは全くプロセスが異なるため、カカオの専門家にもその知識がありませんでした。アンドレ・スカンピーニは誰の手も借りずに、自らの手でその手法を見つけ出すしかありませんでした。
そして試行錯誤の末、遂にカカオ100％の蒸留酒「カカワトル」を完成させました。
～「カカワトル」の名前の由来はアステカ ～
カカオがヨーロッパに伝わる以前、古代のメソアメリカではすりつぶしたカカオ豆に唐辛子などを混ぜた飲みものを飲用していたといわれています。この飲み物がスペイン人がヨーロッパに伝えたものがチョコレートのルーツだと考えられています。
この飲み物の名が古代アステカ文明の言葉で「苦い水」を意味していたという「カカワトル」で、チョコレートの語源といわれています。アンドレ・スカンピーニはカカオを発展させたアステカ文明に 敬意を表してこの完成した蒸留酒をCacahuatl 「カカワトル」と名づけました
カカオ農家のサステナブルなプロジェクト ～地球のために～
カカオの果肉は酸度が高いことから、カカオ産地の農園では豆の発酵工程などに利用される他、独特な甘みと酸味があって美味しいため産地では食べられることもあります。しかしながら多くの場合、廃棄されてしまっているのが現状です。
近年、SDGs（ Sustainable Development Goals ）に呼応する動きとして、これまで廃棄されていた果肉の有効利用に取り組む
プロジェクトがいくつかのカカオ農園で始まっています。
リニャーリス市のカカオ生産者もまた、カカオに付加価値を与えるため、廃棄していた果肉の有効活用を模索していました。
カカオ生産者の一人であるアンドレ・スカンピーニも研究を続ける中、高品質のカカオ蒸留酒を完成させることが出来、これにより農園の名産品が新たに生み出せる上に、サステナブルな事業へとつながりました。
～今までのカカオ酒とは全く違う概念！それがカカワトル～
既に流通している「カカオ酒」といえば、焙煎したカカオ豆をお酒に漬けた製品やカカオリキュールがよく知られています。しかし、カカワトルは果肉部分（蜜）由来100％の蒸留酒となり製法が全く違います。カカオ収穫地でだからこそできる技となります。
カカオ果肉は酸化が早い為、すぐの加工が必要になります。この果肉部分をカカオだけで発酵させた技術はブラジルでも初の技術となります。カカオ果肉のフルーティさを味わうには農園などカカオの産地でなければ口にすることのできないほど貴重なものなのです。
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Velho Carvalho Comércio de Bebidas
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ブラジルのカカオの名産地のひとつ、エスピリトサント州リニャーリス。州のカカオ生産の約85％を占めるこのエリアは、2009年に地理的表示認証も取得しています。
豊かな自然に恵まれたリニャーリスにあるカカオ農園から、2018年に、カカオ100％の蒸留酒（スピリッツ）「カカワトル」が誕生しました。
